【6月10日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は9日、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)がフランス出身の元女子テニス選手、アメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏を新コーチに指名したことは「素晴らしい選択」だと称えた。

 元世界ランク1位のフェデラーは、今週開幕するゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2014)に、昨年大会から唯一の連覇を目指して参戦することになっており、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)に向けてのコンディション調整を行う。

 フェデラーは、昨年のウィンブルドン王者であるマレーがモウレズモ氏を指名したサプライズ人事は「興味深い」としている。

 四大大会(グランドスラム)史上最多の通算17勝を誇るフェデラーは、「パリ(Paris)で、彼らが一緒に行動しているといううわさを耳にしたよ」と明かした。

「とても興味深い決断だと思う。素晴らしいことだと思うし、時間が経って初めてその決断が正しかったかどうか分かるんだろうね」

「でも、アンディーはいつもいろいろなことを試してきたし、イワン・レンドル(Ivan Lendl)氏やブラッド・ギルバート(Brad Gilbert)氏、今度はアメリー・モウレズモ氏と、新しい道に進もうとしているんだ。彼女はとても素敵な人だと思う」

 現在世界ランク4位のフェデラーは、「ウィンブルドンで優勝したとき、チャンピオンズディナーで彼女と同席したのを覚えている」と話した。

「彼女のプレーをいつも楽しく見ていたし、本物のプロフェッショナルだと思う。こういった視点からも素晴らしい選択だと思うし、チームとして成功することを願うよ」

 マレーは3月、グランドスラムで数々の成績を残すことになった、レンドル氏との2年間にわたる師弟関係を解消した。

 2006年にウィンブルドンを制し、2009年に現役から退いたモウレズモ氏は、グラス(芝)コートの試合が続く時期に合わせてマレーの新コーチに就任し、ウィンブルドン連覇に向けての前哨戦として臨むエイゴン選手権(AEGON Championships 2014)から本格始動する。

 国別対抗戦のフェドカップ(Fed Cup)でフランス代表を率いるモウレズモ氏は、2010年に男子テニスのミカエル・ロドラ(Michael Llodra、フランス)を指導した経験もある。

 モウレズモ氏は、マリオン・バルトリ(Marion Bartoli)さんが昨年のウィンブルドンで初優勝を飾った際も、パートタイムで指導にあたっていた。(c)AFP