【10月22日 AFP】(写真追加)ギリシャ北部マケドニア(Macedonia)地方のアンフィポリス(Amphipolis)の同国最大の古代墓地遺跡で、大理石のスフィンクスの頭部がほぼ完全な状態で発見された。同国文化省が21日、発表した。

 文化省の声明によると、この墓地遺跡にある埋葬室の一つで見つかったスフィンクスは、高さが50センチ以上あり「赤色のマーク」が記されているという。

 遺跡内部ではスフィンクスの翼の破片も発見されている。「スフィンクスの頭部は、これまでに発見されているスフィンクスの胴体部分に属しているものだ」と声明は述べている。

 同遺跡は8月初めに見つかったもので、その年代は、紀元前4世紀古代マケドニアのアレクサンダー大王(Alexander the Great)の時代にまでさかのぼるとされている。

 最近では、主神ゼウス(Zeus)の娘で、冥界の女王となったペルセポネ(Persephone)が誘拐される神話の一場面が描かれているモザイク画が見つかっていた。(c)AFP