【10月18日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は17日、リーグ戦デビューを控えるウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)は万全の状態で、決して「太っていない」と主張した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で相手選手にかみつき、出場停止処分を科されていたスアレスは、25日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)戦で、復帰を飾る予定となっている。

 メディアが、スアレスのコンディションに疑問を投げかける中で、エンリケ監督は「70パーセントなのか、それとも80、90、あるいは100パーセントなのか、評価するのは難しい。一つ確かなことは、練習中に調子が上がっているということだ」と話した。

「彼は移りゆく状況の中にいたが、ウルグアイ代表としてプレーが再開できたことで、サッカー選手としての日常生活を取り戻しつつあるんじゃないかな」

「毎日練習している様子を見ているし、他の選手と同様にプレーしている。それに、彼は決して太っていない」

「今までもこれからもそうだ。周りが言っていることは関係ない。数か月間、体形を維持してきたから、何も問題はない」

 スアレスは、ブラジルW杯のイタリア戦でジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみつき、4か月間のサッカー活動禁止処分と、9試合の国際試合出場停止処分を科されたが、FCバルセロナは、リバプール(Liverpool FC)から同選手の獲得に踏み切った。

 その後、国際親善試合で代表復帰を飾ったスアレスは、13日のオマーン戦で初ゴールを記録した。

 15日、欧州リーグ内の得点王に贈られる欧州ゴールデンシュー賞を受賞したスアレスは、レアルの試合に向けて100パーセントの状態かと問われると、「1週間前、ウルグアイでの2試合の前にそれを聞かれていたら疑念を持っていたかもしれない。それでも、その2試合(の親善試合)でプレーして、思っていたよりも良いコンディションになっていると思う。今ならイエスと言えると思う。100パーセント準備万端だ」とコメントした。(c)AFP