【10月16日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するルイス・スアレス(Luis Suarez)が15日、欧州リーグ内の得点王に贈られる欧州ゴールデンシュー賞を受賞した。

 スアレスは昨季、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で31ゴールを挙げ、チームのリーグ2位に貢献した。スペイン1部のレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)も、昨季同数のゴールを挙げてトロフィーを手にしている。

 2011年のリバプール移籍時に指揮官だったケニー・ダルグリッシュ(Kenny Dalglish)氏からトロフィーを授与されたスアレスは、25日に行われるレアル・マドリード戦で、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で受けた4か月の出場停止処分が終了を迎える。

 スアレスは、「僕の人生の中で最も重要な人たち、妻や子供に感謝したい。もちろん、昨年だけではなく、3年半の在籍期間で同僚だったリバプールにいる人たちにもだ」と語った。

「素晴らしい3年間だった。僕と契約をしてくれたここにいる方(ダルグリッシュ氏)、配慮してくれたチームに感謝している。今は新たな一歩を踏み出して、夢がかなって、人生の新たなステージを楽しまずにはいられない」

 レアルの試合に向けて100パーセントの状態かと問われたスアレスは、「1週間前、ウルグアイでの2試合の前にそれを聞かれていたら疑念を持っていたかもしれない。それでも、その2試合(の親善試合)でプレーして、思っていたよりも良いコンディションになっていると思う。今ならイエスと言えると思う。100パーセント準備万端だ」

 一方で、スアレスがFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でどのような活躍ぶりをみせるかと問われたダルグリッシュ氏は「彼を止められる選手が出てくるとは考えられない」と返答した。

「彼は、大きな成功を収めて、見事なほどに楽しませてくれ、行くところ行くところで素晴らしいプレーをしている。それがバルセロナで続かない理由はない」

「まぁ、何か問題にぶつかったら、彼をローンで復帰させることは確かだろうね」

(c)AFP