米、医療従事者76人を監視 死亡したエボラ患者の治療に従事
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【10月15日 AFP】米保健当局は14日、米テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)の病院で死亡したリベリア人のエボラ出血熱患者の治療に従事した医療従事者76人が、エボラウイルスに感染した恐れがあり、監視していると明らかにした。
米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)所長は記者団に対し、監視対象になったのは患者の部屋に入ったり、患者の血液サンプルを取り扱ったりした医療従事者で、今後毎日体温を測ると述べた。
米国内で初めてエボラ出血熱と診断され今月8日にダラスの病院で死亡したリベリア人男性トーマス・エリック・ダンカン(Thomas Eric Duncan)さんの治療に関わった女性看護師ニーナ・ファム(Nina Pham)さんがエボラウイルスに感染した。感染経路はまだ特定できていないが、米疾病対策センターのフリーデン所長は12日、感染防止対策に問題があったと述べた。
ファムさんは14日、自身の「体調は良く」、祈ってくれている人たちに感謝しているとする声明を発表した。(c)AFP/Kerry SHERIDAN