トレヴが現役続行へ、史上初の凱旋門賞3連覇目指す
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【10月12日 AFP】第93回凱旋門賞(93rd Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)を制した直後、引退が報じられていたトレヴ(Treve)が、来年のレースにも出走し、史上初の3連覇を目指すという。ハリー・ハーバート(Harry Herbert)レーシングマネジャーが発表した。
カタールのシェイク・ジョアン・アルサーニ(Sheikh Joaan al-Thani)氏が所有するトレヴは、今季けがに苦しめられ、パリ(Paris)郊外のロンシャン競馬場(Longchamp Racecourse)で連覇を達成した直後、引退するとされていた。
しかし、ハーバート氏は英国放送協会(BBC)のインタビューで、トレブが現在もトレーニングを行っていることを明かした。
「凱旋門賞で3連覇を飾ったら、歴史に名を残すことができるでしょう」と語ったハーバート氏は、シェイクオーナーがシャンティイ(Chantilly)にあるトレーニングセンターを訪れた際、トレヴを見て「素晴らしいコンディションじゃないか。まだいけるよね?」と発言したことを明かしている。
欧州最高峰のレースの一つに数えられる凱旋門賞で連覇を達成したのは、1977と78年に優勝したアレッジド(Alleged)以来で、トレヴで史上6頭目の快挙となった。
ハーバート氏は、「凱旋門の前に2~3レースに出走する。おそらく6月か7月なので、サンクルー大賞(Grand Prix de Saint-Cloud、芝2400メートル)になると思う」と話した。(c)AFP