【10月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマルシャ(Marussia F1 Team)は10日、14F1第16戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2014)でチームから出走するのはマックス・チルトン(Max Chilton)一人のみになると発表した。

 ジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)は第15戦日本GP(Japan Grand Prix 2014)でクラッシュを起こし、命を懸けた闘いに瀕している。

 マルシャは声明で、「日本の四日市の病院にとどまり、深刻ではあるが安定しているジュール・ビアンキへの敬意を表し、来る週末にソチ(Sochi)で行われるグランプリで、マルシャF1チームから出走するマシンは1台のみとなる」と発表している。

 リザーブドライバーのアレクサンダー・ロッシ(Alexander Rossi)がソチ入りしてはいるものの、マルシャは、「難しい状況で迎える週末での活動で、ドライバーナンバー4のマックス・チルトンの一台のみを出走させることが適切だと強く感じている」としている。

 ビアンキのクルーが組み立てた2台目のマシンは「車両検査も通ってレースが可能となっており、週末を通してガレージにとどまることになる」という。

「この週末ソチにジュールはいないが、彼がマルシャF1チームと共にレースを戦えるように、ジュールとその家族へのサポートとして、チームとマシンはおなじみの#JB17のグラフィックを携える」

(c)AFP