【10月9日 AFP】国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)は8日、14F1第15戦日本GP(Japan Grand Prix 2014)のレース・ディレクターに対し、マルシャ(Marussia F1 Team)のジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)のクラッシュについての調査を命じた。

 FIAがAFPに対し送付した声明によると、同連盟会長のジャン・トッド(Jean Todt)氏が、F1レース・ディレクターのチャーリー・ホワイティング(Charlie Whiting)氏に対し、「事故を引き起こした明確な状況について報告書をまとめる」ように求めたという。

 また、声明では続けて「報告書は、様々な情報の照合が重要であり、念を入れて作り上げられている。発生した事故をしっかりと理解するため、できる限り詳細かつ完全であるものを目指している」としている。

 報道によれば、報告書は今週末の14F1第16戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2014)中には用意できるという。しかしながら、FIAはこれについてコメントしていない。

 25歳のビアンキは、豪雨の中で行われた日本GP決勝のレース終了間際、コース脇の撤去用車両に高速で突っ込むという凄惨な事故に遭った。緊急手術を受けたビアンキは「深刻ではあるが安定している」と伝えられている。(c)AFP