【10月10日 AFP】韓国海洋警察は10日、違法操業をしていた中国漁船団の取り締まり中に中国人漁師1人が死亡したことを明らかにした。死因については検視の結果が出ていないとして言及しなかった。

 海洋警察は韓国南西部、旺嶝島(Wangdeung Island)の沖合130キロの黄海(Yellow Sea)上で10日朝、中国漁船の取り締まりを行い、この際に実弾を使用したことを認めた。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースによると、死亡したのは45歳の中国人男性で、韓国南西部・木浦(Mokpo)の病院に搬送されたが、死亡が確認された。韓国の排他的経済水域(EEZ)で操業していたこの漁師の漁船には、韓国海洋警察が乗り込んだという。

 死亡した漁師が搬送された病院の緊急治療担当者によると、レントゲン写真には漁師の胸部に銃弾が映っていたという。(c)AFP