【10月10日 AFP】中国北部ではここ数日にわたり広範囲が分厚いスモッグに覆われ、首都北京(Beijing)を取り囲むように位置する河北(Hebei)省では10日、大気汚染物質「PM2.5(微小粒子状物質)」の濃度が1立方メートル当たり500マイクログラムを超えた。

 北京でも、PM2.5濃度は8日午後から300マイクログラム超えが続いており、市内は白くかすんでいる。市当局はスモッグ警戒レベルを最悪に次ぐ「オレンジ」としている。

 世界保健機関(World Health OrganisationWHO)の指針では、健康に害を及ぼさないPM2.5濃度として1立方メートル当たり25マイクログラムの維持を推奨している。(c)AFP