【10月10日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は9日、予選の試合が各地で行われ、グループCのスペインは1-2でスロバキアに敗れた。

 スロバキアは、試合終了3分前に元チェルシー(Chelsea)のミロスラフ・ストフ(Miroslav Stoch)が決勝点を記録し、王者をぼうぜんとさせた。スペインの予選での黒星は2006年以来となっている。

 前半17分にスロバキアのFKからユライ・クカ(Juraj Kucka)に先制点を許したスペインだったが、後半37分にパコ・アルカセル(Francisco 'Paco' Alcacer Garcia)がゴールを決め、引き分けにこぎ着けたかに思われた。

 しかし、現在はイングランド・プレミアリーグから離れてアラブ首長国連邦(UAE)のアル・アイン(Al Ain)でプレーするストフがとどめを刺した。この勝利で、スロバキアがグループCの首位に立っている。

 スペインのビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は、「この結果は全く予期していなかった。予想外だ。もっと点を挙げていなければならなかったが、命取りのカウンターにやられた。これがサッカー。選手たちを責めることはできない」と語った。

「根気よく戦ったが、相手のGKの素晴らしさもあって決めきれなかった。同点に追いついたが、最後の所で反応できなかった。少なくとも引き分けには値したとい思う」

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