【10月7日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)予選を控えた6日、スペイン代表DFのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がスロバキア戦とルクセンブルク戦の欠場を表明し、安心してセンターバックを任せられるDFが足りない状況を嘆いていたビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は、再び頭を抱えることとなった。

 欧州選手権の過去2大会と、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でスペインの優勝に貢献したラモスは、5日に5-0でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に大勝したリーグ戦第7節で、ふくらはぎを負傷した。

 28歳のラモスは、スペイン代表として122試合に出場しており、昨年3月には代表戦100キャップ目を達成した。今回は、ラモスの代わりにマルク・バルトラ(Marc Bartra)が代表入りを果たしており、FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属する23歳のバルトラは、代表戦2試合の出場経験があるものの、FCバルセロナでは、今季わずか3試合の先発にとどまっている。

 スペイン代表チームは、ラモスが「スキャンの結果、右ふくらはぎの筋肉を痛めていることがわかった」とする声明を出し、「マルク・バルトラが6日夜に代表入りした」と発表した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)では、グループリーグ敗退という苦い経験をしたスペインは、9日にスロバキアと、12日にはルクセンブルクと対戦する。(c)AFP