【10月3日 AFP】得点王争いでトップに立つマインツ05(Mainz 05)の岡崎慎司(Shinji Okazaki)、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に復帰した香川真司(Shinji Kagawa)をはじめ、ドイツ・ブンデスリーガでは日本人選手が花盛りだ。

 ブンデスリーガ1部では現在、過去最多となる13人の日本人選手がプレーしており、彼らの目を引く活躍が、日本サッカーの知名度をドイツで高めている。

 ここまでリーグ戦5試合に出場して5得点を挙げている岡崎は、6節終了時点でリーグ得点王だ。香川のドルトムントのユニホームは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から復帰して以降、すでに1万5000枚が売れ、100万ユーロ以上の売り上げを記録した。

 ドルトムントがファンの要望で香川のための特別フォトセッションを開催すると、ファンはすぐさまその写真を使って特製Tシャツを作り、香川本人も復帰初戦となったSCフライブルク(SC Freiburg)戦でいきなり得点を決めてみせた。

 ドルトムントの宿敵シャルケ04(Schalke 04)も、アジアから大きな関心を寄せられている。右SBの内田篤人(Atsuto Uchida)のもとには、毎日かごいっぱいの手紙が日本から届くのだ。

 ファンレターだけではない。内田のところには、ティーバッグや入浴剤など、一風変わったプレゼントが日本の熱烈なファンから贈られてくる。

 内田は独誌スポーツ・ビルト(Sport Bild)に対し、「こっちじゃ手に入りにくくて、僕が恋しくなりそうないろんなものを、ファンのみなさんが贈ってくださるんですよ」と話している。

 内田のピッチ上での役割はさらに重要だ。ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に勝利した試合で長期離脱から久々の復帰を果たすと、本拠地で行われたドルトムントとのダービーにも出場し、チームの勝利に貢献した。

 ふくらはぎを痛めている岡崎も、5日に行われる2位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との試合には出場できる見込みだ。岡崎の活躍もあり、マインツはリーグ戦で4位タイにつけている。