■デビの行為に激怒の大会組織委「冒涜された」

 アジア大会組織委員会の広報担当者は、AFPに対して、大会の褒賞品はデビの行為によって「冒涜(ぼうとく)され」、放棄されたメダルを回収するボランティアを派遣することを余儀なくされた」と述べた。

 同担当者はまた、「メダルを拒否したいのであれば、表彰式に来るべきではなかった」と語っている。

 ライト級では、中国の尹軍花(Yin Junhua)がパクを制して金メダルを獲得している。

 同日行われたそのほかの階級では、女子フライ級でインドのメリー・コム(Mary Kom)が初の金メダルを獲得した。

 世界選手権で優勝5回の実績を持つ31歳のコムは、カザフスタンのザイナ・シェケルベコワ(Zhaina Shekerbekova)との激闘を判定で制し、フライ級の優勝を飾った。

 2010年のアジア大会と2012年のロンドン五輪で銅メダルに終わり、この日の決勝でフライ級初の金メダルに輝いたコムだったが、同じインド出身のデビが表彰式で起こした騒動により、その存在はかすんでしまった。

 インドの伝記映画『Unbreakable』のモデルとなったコムは、シェケルベコワの速さに苦戦を強いられたものの、最後の2ラウンドでは優位に立ち、判定勝ちを収めた。

 女子のミドル級では、北朝鮮のチャン・ウンヒ(Jang Un-Hui)が、中国の李倩(Li Qian)と激しく打ち合い、判定で金メダルを獲得した。

 同階級では、インドのラニ・プージャ(Rani Pooja)が、カザフスタンのマリナ・ウォルノワ(Marina Volnova)と銅メダルを分け合ったが、何の問題もなくメダルを受け取っている。(c)AFP/Daniel HICKS