【9月24日 AFP】14-15スペイン1部リーグ1部は23日、第5節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は5-1でエルチェ(Elche CF)に快勝した。

 1点を先行されたレアルだったが、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の4得点などで逆転し、リーグ首位のFCバルセロナ(FC Barcelona)に暫定ながら勝ち点3差に迫った。

 ロナウドは、8-2と大勝したデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)戦でもハットトリックを達成しており、公式戦わずか8試合を消化した段階で早くも12得点を挙げている。

 試合は前半15分、自陣エリア内でボールをクリアーしようとしたロナウドが、ペドロ・モスケラ(Pedro Mosquera)を蹴ってPKを献上すると、エルチェのエドゥ・アルバカル(Edu Albacar)が加入後初出場となったGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の守るゴールを破り、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)はわずかの間、ショックに襲われた。

 しかし、そこから猛反撃に転じた欧州王者レアルは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)のヘディングで追いつき、ロナウドのPKで逆転に成功。さらにロナウドは、打点の高いヘディングで前半のうちに3-1とすると、この日2つ目のPKでハットトリックを達成し、最後は後半ロスタイム、ベイルのパスを冷静に流し込んで大勝劇を締めくくった。

 ロナウドは「4点を決めるのはとても難しい。チームメートに感謝したい。みんなが僕にパスをくれるから、点を決めることができる」とコメントした。

「僕らにとってはすごく良い試合だった。入りはちょっと悪くて、僕がPKを与えたけど、上手く反撃してすぐに2点を入れることができた」

 試合前の話題は、レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督がイケル・カシージャス(Iker Casillas)を外し、ナバスを初めて起用したことで持ち切りとなっていた。レアルはここまで守備に問題を抱えており、そのなかでカシージャスは批判にさらされていた。

 チームは先制点を許したが、アルバカルのPKは鋭いキックがゴール上隅に決まっており、ナバスには止めようがなかった。

 この勝利でレアルは暫定4位に浮上した。バルセロナは24日にマラガ(Malaga CF)と、またリーグ王者アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はアルメリア(UD Almeria)と、どちらも敵地で対戦する。(c)AFP/Kieran CANNING