中印首脳会談、国境付近では両国軍にらみ合い
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【9月18日 AFP】インドを初訪問している中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は18日、首都ニューデリー(New Delhi)でナレンドラ・モディ(Narendra Modi)印首相と会談し、終了後の会見で国境沿いの平和の重要性をそろって強調した。
地元メディアによると、中国との国境に接するインド北西部ラダック(Ladakh)地方では、中国とインドの軍がにらみ合いとなり、首脳会談に影を落としている。習主席がインド入りした17日に、約1000人の中国軍部隊がインド側に越境したとの報告もある。インドと中国は長らく国境をめぐって対立している。
モディ首相は首脳会談後、国境の和平が重要だと習主席に伝えたと語った。「国境紛争を解決する必要があると(習主席に)伝えた。国境の平和が2国の関係の基礎となる」とモディ首相は述べた。
また習主席も会談後、国境沿いの「平和と安定」を維持するためにインドと協力する意思があることを表明し「中国は、インドとの国境紛争が最終的に解決するまで、国境沿いの地域の平和と安定を維持するためにインドと協力する誠意がある」と語った。(c)AFP