【9月18日 AFP】中国の馬継生(Ma Jisheng)・駐アイスランド大使が、日本に国家機密を漏らした疑いで中国当局に身柄を拘束されたと報じられたことを受け、アイスランド外務省は17日、中国政府が同大使の現在の状況に関する説明を拒否していることを明らかにした。

 アイスランド外務省の報道官はAFPに対し、駐アイスランド中国大使は空席となっており、中国政府からは馬氏について、「個人的な理由」により任地に戻ることができずにいるとのみ連絡を受けたと説明した。

 一方、中国外務省の高官は同日に北京(Beijing)で行った記者会見で、「この件に関する情報は持ち合わせていない」と述べ、馬氏の所在に関する言及を避けた。また、在アイスランド中国大使館はメディアに対して一切コメントしておらず、通常は大使の氏名が記載されている大使館ホームページからは、馬氏の名前が削除されている。

 馬大使は今年1月にアイスランドを出国。同国のメディアは、大使が妻と共に「失踪」したと報じている。また、香港紙・明報(Ming Pao)は米国の中国語ニュースサイト、明鏡新聞網(Mingjing News)の報道を引用し、馬氏と妻は「国家機密を日本に漏洩した疑いで、(今年2月上旬に)国家安全省に身柄を拘束された」と伝えた。馬氏は2004~08年、高位の外交官として日本に駐在していた。(c)AFP