【9月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は16日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループAのオリンピアコス(Olympiacos)は3-2でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を下した。

 オリンピアコスは、フラム(Fulham)への移籍失敗の記憶をかき消すコスタス・ミトログルー(Kostas Mitroglou)の見事なゴールで、昨季大会(UEFA Champions League 2013-14)準優勝のアトレティコを退けた。

 フラムに高額の移籍金で加入しながらも、今夏レンタル移籍でギリシャへ舞い戻ったミトログルーが決勝点を決めるなど、ギリシャ王者がスペイン王者に対し印象的なプレーをみせた。

 アトレティコは、昨季の決勝で同都市のライバル、レアル・マドリード(Real Madrid)に敗れるまで無敗で勝ち上がっていた。

 シーズン開幕前にベンフィカ(Benfica)から加入したアトレティコのGKヤン・オブラク(Jan Oblak)は、移籍後初の試合に臨んだが、前半31分までに2失点を喫する悪夢のデビュー戦となった。

 前半13分、アトレティコが与えた広大なスペースをついたイブラヒム・アフェレイ(Ibrahim Afellay)のパスからアルトゥール・マスアク(Arthur Masuaku)が強烈な一撃を見舞い、オリンピアコスが先制点を挙げた。

 さらに同31分には、ミトログルーの見事なスルーによりアトレティコの守備陣が混乱を来し、元FCバルセロナ(FC Barcelona)のアフェライが追加点を決めた。

 それでもアトレティコは、同38分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)が元フランス代表のエリック・アビダル(Eric Abidal)に競り勝ち、ヘディングシュートで元アトレティコのGKロベルト(Roberto Jimenez Gago)が守るゴールを破り、1点を返した。

 後半10分過ぎに、アトレティコはマンジュキッチのパートナーとなるもう一人のFWの必要性を感じ、主将のガビ(Gabi)に代えてアントワーヌ・グリエスマン(Antoine Griezmann)を投入した。

 しかしながらホームのオリンピアコスは断固として突き進み、後半29分にこちらも元フラムのパイティム・カサミ(Pajtim Kasami)の見事なお膳立てから、ミトログルーが同様に鮮やかなフィニッシュで相応しい3点目を挙げた。

 それでもアトレティコは諦めることなく、同41分にコケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')のクロスをグリエスマンが押し込んだ。(c)AFP