「たった42日でエベレストの頂上に」、英国人ガイドの挑戦
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ボリンジャーさんは登山家としての1年目にネパールやエクアドル、タンザニアの山々を上り、収入は1万2000ドル(現在の為替レートで約126万円)だった。自分の会社「アルペングロウ・エクスペディションズ(Alpenglow Expeditions)」を設立したのは28歳のとき。駐車係のアルバイトをしながら夢を追っていた。
会社が成長する中、ガイド付きのヒマラヤ登山・トレッキングを提供する企業としてはトップクラスのヒマラヤン・エクスペリエンス(Himalayan Experience)のオーナー、ラッセル・ブライス(Russell Brice)氏と契約。ボリンジャーさんはブライス氏のガイドとなり、2009年に初めてエベレスト登頂に成功した。
2012年までにボリンジャーさんは短時間で登頂する必要性を感じるようになった。特に、今年4月18日に雪崩が発生し16人のシェルパが死亡したクンブ(Khumbu)氷瀑(ひょうばく)を通る回数を減らす決意をした。
「氷瀑に対する恐怖が『高速登頂プログラム』を始めた一番の動機さ」と、ボリンジャーさんは言う。登山者は通常、平均して片道6回危険な氷瀑の区間を通らなければならない。シェルパなら20回以上だ。
ボリンジャーさんは昨年、ロシア人ビジネスマンとトライアル登頂に成功。今年は、氷瀑の区間を通る回数がシェルパは片道10回、クライアントは登るときの1回だけで済む登頂計画を立てた。