【9月2日 AFP】サーバー上にデータを保存する「クラウド」サービスへのハッキングにより、多数の女性著名人の裸体を写した写真がインターネットに流出したとみられる問題で、米連邦捜査局(FBI)と米アップル(Apple)が調査を開始したことが分かった。

 この問題では、アップルのクラウドサービス「iCloud」への侵入で画像が流出したと報じられており、被害に遭ったとされる著名人は、オスカー女優のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)さんやトップモデルのケイト・アプトン(Kate Upton)さんなど数十人に上る。

 ITニュースサイト「Re/code」によると、アップルのナタリー・ケリス(Natalie Kerris)広報担当は「われわれは利用者のプライバシーについて非常に真剣に考えており、現在この報道について、積極的な調査を実施している」と述べた。

 他の米メディアは、FBIも調査に加わったと報じている。米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)はFBIロサンゼルス(Los Angeles)支局のローラ・エイミラー(Laura Eimiller)氏の話として、「FBIは、コンピューター侵入行為と著名人に関係するデータの違法な公開についての疑惑を把握しており、この問題に対処している」と伝えた。(c)AFP