【8月29日 AFP】Jリーグ1部の横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)は29日、23日に行われたリーグ戦でサポーターが人種差別行為に及んだことを受け、Jリーグから500万円の制裁金を科された。

 マリノスの1人のサポーターが川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)のレナト(Renato Ribeiro Calixto Aguiar)に向けてバナナを振る様子を映した映像がソーシャルメディア上で話題となり、クラブや人種差別が起こることが少ないJリーグ側を困惑させていた。

 マリノスはすぐさまこのサポーターの身元を割り出し、無期限の入場禁止を科したが、Jリーグの村井満(Mitsuru Murai)チェアマンは、「マリノスの対処については適切だったが、十分な啓発活動がなかったと言えず、その責任はクラブ側にある」と記者団に語った。(c)AFP