実力十分のアトレティコ、2強を抑えてリーグ連覇なるか
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【8月25日 AFP】スペインリーグの2強に、今季も自分たちが対抗するのは難しい。――ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督がそう主張してからわずか数日後、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、指揮官の言葉とは裏腹に、またしても目を見張るパフォーマンスをみせ、レアル・マドリード(Real Madrid)とのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2014)を制した。
昨シーズン、アトレティコはレアルとFCバルセロナ(FC Barcelona)の10年にわたる2強体制に終止符を打ち、リーグ優勝の快挙を成し遂げると、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)でも、クラブ初の欧州制覇まで残りあと90秒のところまで迫った。
しかしチームは、後半ロスタイムにセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)に同点ゴールを許すと、延長戦で一気に崩れ、最後は1-4でレアルに屈し、タイトル獲得の夢は阻まれた。
それでも、スーパーカップのアトレティコは、この敗戦、さらにはティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)、フィリペ・ルイス(Filipe Luis)、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)という主力3選手の流出のショックを引きずることなく、それどころか本拠地で15年ぶりにレアルから勝利を収め、その傷を癒やしてみせた。
シメオネ監督は、先の発言から見解を変えていない。指揮官は、レアルとバルセロナが今夏もそれぞれ1億ユーロ以上を投じて戦力を拡充させていることから、38試合のリーグ戦ではそうした選手層の厚さが有利にはたらくと考えている。
アトレティコの指揮官就任後の3年間で、5つ目のタイトルを獲得したシメオネ監督は、「1試合か2試合であれば、われわれにもチャンスはある。しかし38試合のリーグ戦では、識者がひどいシーズンと評した昨年のあのバルサでさえ、もう少しで優勝というところまでいったんだ」と話した。
「レアルも昨シーズンは出だしでつまずいたが、残り4節で迎えた本拠地のバレンシア(Valencia CF)戦で勝っていれば、最後はトップにいたかもしれない」
「リーグ戦のような多くの試合で、彼らに対抗するのはとても難しい。しかし1試合であれば戦えるし、どちらも倒せる可能性はある。シーズンを通して戦うには、昨季と同じように、限界を超えた110パーセントの力を出す必要がある」
たしかに昨季のアトレティコとしては、2強が取りこぼしをした点は幸運だった。優勝したアトレティコの昨シーズンの勝ち点は90で、これはその前の4シーズンに照らし合わせると、いずれも優勝には届かない。
それでも、優勝ラインが下がったのは彼ら自身の力でもある。リーグ戦のアトレティコは、バルセロナとは2引き分け、レアルとは1勝1分としており、2強との4試合を無敗でしのいだ。
さらに言えば、敵地でのラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)戦から始まる新シーズン、アトレティコが昨シーズンよりも、特に攻撃面では強くなっていると信じられる根拠がある。