【8月18日 AFP】イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアで、ヌーディストたちのスポーツ大会を5月に開催した主催者が謝罪した。

 今月上旬にソーシャルメディアで拡散した「ヌード・スポーツ大会2014(Nude Sport Games 2014)」の映像は、マレーシアの世論の怒りを招くと同時に8人の逮捕につながった。

 映像ではペナン(Penang)州の人里離れたビーチで、裸の参加者たちがボディー・ペインティングやダンス、リレー競技、様々なコンテストに出場している。また男性に馬乗りになった裸の女性や、砂浜に並んで横たわった3人の裸の男性の上をはって進む裸の女性などが映っていた。

 18日の現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)によると、主催者の1人で警察に拘束されているアルバート・ヤム(Albert Yam)容疑者は、ペナン州政府に対し「裸体主義者のイベント」を開催したことについて公開書簡で謝罪した。

 このイベントに関連して、ヤム容疑者の他にマレーシア人5人が現在、警察に拘束されている。また警察は、ミャンマー人とフィリピン人を含むさらに7人の行方を追っている。警察はイベントの参加者たちを、公然わいせつなどの容疑で取り調べており、有罪の場合、禁錮5年の刑が科される可能性がある。(c)AFP