【8月17日 AFP】イタリア・セリエA王者のユベントス(Juventus)は16日、シンガポールで親善試合を行い、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)が前半だけで2得点を挙げる活躍をみせ、シンガポール選抜に5-0で快勝し、今夏のツアーを3連勝で締めくくった。

 約2万7000人のファンが詰めかけた、シンガポール新国立競技場のこけら落としとなった一戦で、ユベントスの司令塔ピルロは前半に見事なFKとPKを決め、試合の行方をほぼ決定づけた。

 ユベントスはポール・ポグバ(Paul Pogba)とセバスティアン・ジョビンコ(Sebastian Giovinco)のヘディングがクロスバーに嫌われ、ピルロのFKが阻まれたものの、キックオフ直後から試合の主導権を握った。

 すると前半17分、直接FKのチャンスを手にしたピルロは、ジャンプしたシンガポール選抜の壁の下を抜ける低い弾道のシュートを蹴り込み、チームに先制点をもたらすと、前半終了直前にはPKを決めてユベントスのリードを2点に広げた。

 迎えた後半、ユベントスは同3分にポグバがチーム3得点目となるゴールを挙げると、その後に獲得したCKではペナルティーエリアの外で待ち構えていたジョビンコがボレーを決め、シンガポール選抜を突き放した。

 そしてユベントスは後半27分、途中出場のクワドォー・アサモア(Kwadwo Asamoah)がチーム5得点目を奪い、シンガポール選抜にとどめを刺した。

 今夏のツアーでインドネシア選抜とAリーグ・オールスターに勝利していたユベントスは、イタリアに帰国し、30日に敵地で迎えるキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)との新シーズン開幕戦に備えることになる。(c)AFP