【8月12日 AFP】イタリアサッカー連盟(Italian Football FederationFIGC)では11日、人種差別的な発言で議論を呼んだカルロ・タベッキオ(Carlo Tavecchio)氏が新会長に選出された。

 約63パーセントの得票で会長への就任が決まったタベッキオ氏は、「みなさんの会長になりたい。とりわけ違う意見を持つ人のね」と話した。

 71歳のタベッキオ氏は、アフリカ出身の選手について「昔バナナを食べていた人間が、突然ラツィオ(SS Lazio)の先発になる」と発言していた。

 これに不快感を示した人々は、タベッキオ氏の会長選出馬に反対していた。

 会長選を終え涙を流したタベッキオ氏は、「少々軽率な発言だった」とこれを振り返り、少しずつ「地ならしをしていきたい」と決意を述べている。(c)AFP