【8月5日 AFP】米マクドナルド(McDonald's)は4日、中国・上海(Shanghai)の食肉加工会社が期限切れの肉を供給していた問題により、中国と日本などでの業績に「多大な悪影響」が生じていると表明した。

 同社は四半期報告の中で、収益の1割を生み出しているアジアの同地域での消費者の信頼回復に努めているとも述べている。

 上海当局は、食肉加工会社「上海福喜食品(Shanghai Husi Food)」の工場が期限切れの食肉を新鮮な肉と混ぜていたと報じられたことを受け先月、工場を閉鎖。地元警察はその後、同社の幹部5人を拘束した。

 問題発覚を受け、マクドナルドは先週、上海福喜食品の親会社である米食材卸大手OSIグループ(OSI Group)の中国国内の全工場からの製品の使用を停止したと発表。日本マクドナルドホールディングス(McDonald's Holdings Japan)も、中国製鶏肉を使った製品の販売を中止した。(c)AFP