【8月1日 AFP】米大リーグ(MLB)のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)は31日、トレード期限直前にキューバ出身の強打者ヨエニス・セスペデス(Yoenis Cespedes)を放出し、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)からジョン・レスター(Jon Lester)投手とジョニー・ゴームス(Jonny Gomes)外野手を獲得した。

 1990年のワールドシリーズでシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)に敗れて以降、プレーオフで勝ち上がったのは1シリーズのみに終わっているアスレチックスは、映画『マネーボール(Moneyball)』のモデルにもなった低予算の統計学的手法を用いることで知られている。

 今季のアスレチックスは、ここまでメジャー最高成績となる66勝41敗を記録しており、アメリカン・リーグ優勝の最右翼に挙げられ、1989年以来のワールドシリーズ制覇を目指している。

 一方、現在48勝60敗でプレーオフ出場はほぼ絶望的とみられる昨季のワールドシリーズ王者レッドソックスは、契約を1年残しているセスペデスを獲得する見返りに、アスレチックスが10月のプレーオフでタイトル獲得に成功するための戦力を手放した。

 今回のトレードにより、レッドソックスは来季以降の立て直しに着手し、アスレチックスは今季で優勝するチャンスを最大限に広げている。

 レッドソックスを昨季の栄冠に導き、今季終了後に契約満了を迎える左腕のレスターは、仮にトレードされたとしても、2015年シーズンにレッドソックスと再契約を結ぶ可能性はあると述べている。

 ビッグ・パピ(Big Papi)の愛称で知られるレッドソックスの主砲デビッド・オーティス(David Ortiz)は、ツイッター(Twitter)に、「ジョン・レスターの成功を祈る。レッドソックスと大きな父さんは君がいなくなると寂しいよ!」と投稿した。

 第85回MLBオールスターゲーム(85th All-Star Game)の本塁打競争で連覇を果たしたセスペデスは、今季ここまで打率2割5分6厘、17本塁打、67打点を記録しており、メジャー実働3年間で通算打率2割6分2厘、66本塁打、229打点としている。

 レスターはレッドソックスで通算110勝63敗、防御率3.64を記録し、今季は計21試合に先発登板し10勝7敗、防御率2.52という成績を残している。

 レッドソックスはまた、先発ローテーションの一角を担っていた35歳のジョン・ラッキー(John Lackey)をセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)に放出し、ジョー・ケリー(Joe Kelly)投手とアレン・クレイグ(Allen Craig)外野手を獲得した。

 メジャー通算12年目のラッキーは、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)で8年、レッドソックスで4年を過ごしており、通算成績は149勝114敗、防御率4.02を記録している。

 現在56勝50敗のカージナルスは、ナショナル・リーグ中地区の首位に立つミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)を追いかけている。

 クレイグは昨季、打率3割1分5厘、13本塁打、97打点を記録し、第84回MLBオールスターゲーム(84th All-Star Game)にも出場したが、今季は打率2割3分7厘となっている。

 2012年にメジャーデビューを果たしたケリーは、カージナルスで計68試合に出場し通算17勝14敗、防御率3.25を記録。今季はハムストリングの故障に悩まされながら、2勝2敗、防御率4.37としている。(c)AFP