【7月28日 AFP】27日に行われた14F1第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2014)決勝で、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、総合王者を争うチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を前に行かせるようチームから指示されたことを受け、「とてもショック」だったと語った。

 レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が優勝を飾った全70周のレース中の47周目など、少なくともハミルトンは2度ロズベルグを手助けするようチームから説得された。

 ハミルトンが3位、ロズベルグが4位でフィニッシュしたメルセデス勢は、ともに別々の作戦の中でレースに臨んでいた。スリーストップ作戦で臨んでいたロズベルグはソフトタイヤを着用しており、その時点ではもう1度ピットに入る予定となっていた。

 レース後にハミルトンは、「僕は彼と同じレースを戦っていた。彼が僕よりも多く止まるからと言って、それが同じレースを戦っていないことにはならない」と語った。

「彼を行かせてしまえば差を広げていき、その後再び僕に襲いかかってきただろう。チームがそういったことするように頼んできたのには、とても、とても驚いた。フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)やリカルドから離れて、不利になるつもりはなかったから、奇妙なことだった」