【7月25日 AFP】24日未明に乗客乗員116人を乗せ消息を絶っていたアルジェリア航空(Air Algerie)AH5017便の残骸が、ブルキナファソ国境に近いマリで発見されたと、ブルキナファソの首都ワガドゥグ(Ouagadougou)で軍の調整官が発表した。

 ブルキナファソ軍のジルベール・ディアンディエール(Gilbert Diendiere)大将は、「アルジェリア航空機を発見した。残骸が見つかったのは、ブルキナファソ国境から50 キロ北」に位置するマリのゴシ(Gossi)地区だとしている。

 ディアンディエール大将は、「現時点では乗客(の安否)に関する情報は入ってきていないが、軍の捜索班が懸命な活動を行っている」と述べ、墜落の原因については言及しなかった。

 この発表に先立ち、同機がゴシ地区に「墜落」するのを目撃したという証言が寄せられていた。

 AH5017便はワガドゥグを出発し、アルジェリアの首都アルジェ(Algiers)に向かっていた。フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相によると、同機にはフランス人51人が搭乗していたという。アルジェリア航空の関係者と当局者は、当時激しい嵐が報告されていたと伝えている。

 スペイン航空パイロット労働組合(SEPLA)によると、同機の乗員6人はいずれもスペイン人だったという。(c)AFP/Amal BELALLOUFI, Amer OUALI