【7月22日 AFP】（一部訂正）米ハリウッド（Hollywood）の恋愛映画『カサブランカ（Casablanca）』に登場した象徴的なピアノが、ニューヨーク（New York）で今年11月、競売に出品される。競売には、戦時下に製作されたこの名作から数十点以上の品々が出品される予定で、ピアノはそのうちの目玉となる。

 英競売大手のボナムズ（Bonhams）とターナー・クラシック・ ムービー（Turner Classic Movies、TCM）は今年11月24日、1942年に公開された、イングリッド・バーグマン（Ingrid Bergman）やハンフリー・ボガート（Humphrey Bogart）らが出演した同映画ゆかりの品々30点以上を出品する予定で、サーモン色のピアノはそのうちの目玉となる。他にも、この映画で使われた大道具や小道具が出品される。

 ボナムズは、100万ドル（約1億円）以上の落札価格を見込んでいる。2012年には、映画に登場した別のピアノが競売に掛けられ、競売大手サザビーズ（Sotheby's）の予想落札価格、80万～120万ドル（約8000万～1億2000万円）を下回る60万2500ドル（約6000万円）で落札された。

 オークションには、1939年製作の映画『オズの魔法使い（Wizard of Oz）』の主演、ジュディ・ガーランド（Judy Garland）の衣装など、他の映画の品々も多く出品される。(c)AFP