【7月21日 AFP】2012年にイタリア中部ジリオ(Giglio)島沖で座礁した豪華客船コスタ・コンコルディア(Costa Concordia)号(全長290メートル、重さ11万4500トン)が22日、ジェノバ(Genoa)の解体施設に向けて最後の「航海」に出る。

 座礁して横倒しになっていたコンコルディア号は、2013年9月に引き起こされた。直近の作業では、船体を浮上させ、えい航できるようにするための巨大なタンクが接合された。

 同船はジェノバの港まで4日間かけてえい航し、そこで解体される予定。客船の解体作業としては史上最大規模となる。

 2012年1月13日夜に起きたコンコルディア号の座礁・沈没事故では、32人が死亡している。(c)AFP/Ella IDE with Dario THUBURN in Rome