■不動産や農業にも

 不動産業界では、米ロサンゼルス(Los Angeles)やカナダのトロント(Toronto)などで高級物件の広告に無人機による空撮を利用しようとの動きがある。ただ、人口密集地での無人機の飛行は厳しく規制されている。

 規制の緩い地方部では、農家が土壌の監視やトラクターのナビゲーション、効率的な農薬散布方法の検討などに無人機が活用できる。

 文化面でも、無人機による革命は起きている。オーストラリアで最近結成されたグループ「I-Drone」は、無人機に強力なビデオプロジェクターを搭載して、夜のメルボルン(Melbourne)の建物外壁を映画スクリーンに変えるプロジェクトを実施している。(動画:http://vimeo.com/98604521)

 また日本では、ダンスカンパニーの「イレブンプレイ(elevenplay)」が5月、無人機を使ってテクノロジーと身体との関係性について考える作品を発表している。(動画:http://www.youtube.com/watch?v=HQLORg5COiU)

(c)AFP/Clément SABOURIN