【7月18日 AFP】2014ツール・ド・フランス(2014 Tour de France)は17日、第12ステージ(ブール・アン・ブレスからサンテティエンヌ、185.5キロメートル)が行われ、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のアレクサンダー・クリストフ(Alexander Kristoff、ノルウェー)がステージ優勝を飾った。

 キャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のペーター・サガン(Peter Sagan)は今大会4度目の2位に入ったものの、再びステージ優勝を逃した。3位にはFDJ・ポワン・エフエール(FDJ.fr)の若手、アルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)が続いた。

 総合首位に立つアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、先頭集団で難なくフィニッシュし、マイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を守っている。

 この日、5人の逃げ集団が先頭を突き進んだが、徐々に集団は削られ、最後にはオリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のサイモン・クラーク(Simon Clarke)の一人旅となった。残り20キロメートルでクラークは後ろから2選手に追いついかれたものの、この3人も残り3キロメートルで集団に飲み込まれた。

 その後、キャノンデール勢が今大会11ステージ中10度のトップ10フィニッシュを果たしているサガンを勝たせるべく集団を牽引。さらに、スプリンターの選手がフィニッシュに続く凸凹の多い道で苦しみ集団から離れる中、サガンとジャイアント・シマノ(Giant-Shimano)のヨーン・デーゲンコルプ(John Degenkolb、ドイツ)がスプリントフィニッシュの本命となった。

 しかし、3月のミラノ~サンレモ(2014 Milan-San Remo)で優勝を飾ったクリストフが、今季2度目の栄光を手にした。

 サガンはこれまで2度の大会出場で4度のステージ制覇を飾っているが、再び今大会初のステージ優勝への道は振り出しに戻った。(c)AFP