【7月15日 AFP】2014ツール・ド・フランス(2014 Tour de France)は14日、第10ステージ(ミュルーズからラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ、161.5キロメートル)が行われ、アスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)がステージ優勝を飾るとともに、総合首位を奪還した。

 ニバリは、心臓破りのステージで一人抜け出していたカチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)を最後の数キロで捕らえると、頂上ゴールを制して2勝目を挙げた。

 この日のレースでは、2度の大会制覇を誇るチーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が序盤に落車、膝を負傷し離脱を余儀なくされた。

 第5ステージで、スカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が脱落したのに続き、またもや優勝候補が姿を消すことになった。

 最後の上りまではロドリゲスの独走状態が続いていたが、最後はニバリがアタックを仕掛けた。

 2位には15秒差でFDJ・ビッグマット(FDJ- BigMatt)のティボー・ピノ(Thibaut Pinot、フランス)が入り、3位には20秒遅れでモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)がつけている。(c)AFP