【7月16日 AFP】サッカークロアチア代表のエドゥアルド・ダ・シルバ(Eduardo da Silva)が15日、代表引退を発表した。

 ブラジル出身のエドゥアルドは、近年の代表チームにおける自身の扱いに不満があると話し、代表を離れる意思を表明した。

 エドゥアルドは声明で、「クロアチアサッカー連盟(Croatian Football FederationHNS)に対し、2004年の初出場以来、64試合に出場してきた代表チームで、もうプレーするつもりはないことを通知する」と宣言した。

 31歳のエドゥアルドはまた、同国代表で自身が挙げてきた通算29得点が、ダヴォル・シュケル(Davor Suker)氏に次ぐ同国史上2位のゴール数になったことについても振り返った。

 代表を率いるニコ・コバチ(Niko Kovac)監督は、エドゥアルドの決断を尊重すると話した。

 指揮官は、「彼のサッカー選手としての質を高く評価している」とコメントする一方で、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でほとんど出番を与えなかった理由については、詳しく話すつもりはないとつけ加えた。

 ブラジル大会でグループAに入ったクロアチアは、カメルーンを上回ったものの、ブラジル、メキシコに次ぐグループ3位に終わった。

 エドゥアルドは昨シーズン、ウクライナ・プレミアリーグのシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)でプレーしたが、現在はカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のフラメンゴ(Flamengo)移籍へ向けた話し合いを行っている。(c)AFP