【7月13日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝に臨むドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が12日、アルゼンチンとの対戦で重圧にさらされることはないと語った。

 マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)での記者会見でシュバインシュタイガーは、「楽しみにしているよ。大きな喜びと期待にあふれている。プレッシャーはない」と語った。

 ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)のみが、2002年のW杯日韓大会決勝でブラジルに0-2の敗戦を喫したチームから唯一今大会のチームに選出された選手だが、シュバインシュタイガーはドイツ代表の選手たちは主要大会での十分な経験値を持っていると自信をのぞかせた。

「23人の中には、重要な決勝を戦ったことのある選手が多くいて、対応の仕方は心得ている。チームには、2002年の決勝でプレーしたクローゼがいる。他の選手はクラブで決勝戦を戦って、素晴らしいパフォーマンスを披露している」

「自分たちの仕事をただしっかりとやることを考えなければならない。主審が笛を吹いたら、集中するだけだ。試合に関することすべてを気にかけることもできるけれど、そういったことからは距離を置かなければならない。頭をはっきりさせて、サッカーだけに集中しなければならないね」

 ドイツは、フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏率いるチームがアルゼンチンを1-0で下して優勝を果たした1990年大会以来となる優勝を狙っている。

 29歳のシュバインシュタイガーは続けて、「アルゼンチンは素晴らしいチームで、決勝進出にふさわしい。リオネル・メッシ(Lionel Messi)がいて、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)がいて、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がいて、オオカミの一団を束ねるリーダーのようなハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)がいる」

「オランダ戦でマスケラーノが仕掛けたアリエン・ロッベン(Arjen Robben)へのタックルは見たよ。あれがチームの持っている姿勢というものを表しているし、彼は国のためにそういった気持ちを持っている」

「簡単にならないことは確かだ。それでも、自分たちのポテンシャルをピッチ上で発揮できれば、そういったトップクラスのチームを倒せると確信している」

(c)AFP/Tom WILLIAMS