【7月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は10日、相手選手にかみついたルイス・スアレス(Luis Suarez)の処分に対するウルグアイサッカー協会(Uruguayan Football AssociationAUF)の異議を却下したと発表した。

 スアレスはW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で相手選手にかみつき、4か月のサッカー活動禁止処分を科された。

 FIFAは声明を発表し、「FIFAの上訴委員会は、ウルグアイのルイス・スアレスおよびウルグアイサッカー協会から出された異議を却下することを決定した」と述べている。

「委員会が出した今回の決定については、スアレス本人とウルグアイサッカー協会に通達されている」

 FIFAはまた、この決定に拘束力はないため、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するスアレスは、スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)に提訴できると述べている。

 スアレスは6月24日に行われたW杯グループDのイタリア戦で、相手DFのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみつき、大会からの追放と4か月のサッカー活動禁止処分を科された。

 スアレスが相手選手にかみつき、処分を科されるのは、プロ生活でこれが3度目となる。(c)AFP