【7月11日 AFP】昨年12月のスキー事故後、長く続いていた人工的な昏睡(こんすい)から覚醒した元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏について、同氏の夫人がドイツ誌に対し、回復は進んでいると話した。

 2013年12月29日のシューマッハ氏の事故後、初めて公の場で自らコメントを発したコリーナ(Corinna Schumacher)夫人は、独女性誌「ノイエ・ポスト(Neue Post)」に対し、シューマッハ氏の状態は順調に改善していると明かしている。

 乗馬大会の観戦に訪れていたコリーナ夫人は、同誌に「ゆっくりとではありますが、確実に良くなっています。いずれにせよ、改善しているのは確かです」と語った。

 45歳のシューマッハ氏は、フランスのリゾート地でのスキー中、転倒して頭部を岩にぶつけ、仏グルノーブル(Grenoble)市内の病院で170日を過ごした。そのほとんどの時間でシューマッハ氏はこん睡状態にあり、体重も大きく落としている。

 その後、ようやく意識を取り戻したシューマッハ氏は、6月16日に脳の損傷の治療を専門とするスイス・ローザンヌ(Lausanne)市内の病院へ移っている。(c)AFP