【7月9日 AFP】サッカードイツ代表のミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が、8日に行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝のブラジル戦でW杯最多得点を記録する通算16得点目を決めた。

 クローゼは、ゴール後の慣習となっている宙返りのゴールセレブレーションをする気分ではなかったと試合後に語った。

 クローゼは前半23分、ブラジルのGKジュリオ・セザール(Julio Cesar)に一度はシュートを阻まれたものの、そのこぼれ球に詰めてゴールを決めたが、いつも通りに宙返りを見せて得点を喜ぶことはなかった。これについてクローゼは、「左脚を打ちつけていたから、宙返りができるだけの元気が本当になかったんだ」と答えた。

 ドイツが7-1と記録的な勝利を飾った中、36歳のクローゼは、「こんな試合の後で、なんと言えばいいのか言葉が見つからない」とコメントした。

「僕らは最高の滑り出しを見せた。そして、練習でやっているようなハーモニーを見せることができた」

「僕らが団結していることを、ピッチ上で披露できた」

 6度目のW杯制覇の可能性が消えた中、ブラジル代表のサポーターは途中交代でピッチを後にするクローゼに対し、ドイツのサポーターとともに拍手を送った。(c)AFP