強豪国同士の準決勝、ドイツは主力不在のブラジルに雪辱なるか
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――「名誉と挑戦」
今回の準決勝は、両チーム合わせてベスト4入りの回数が計24回という、驚くべき超大国同士の対戦となるが、W杯で直接対決を迎えるのは2002年の日韓大会決勝以来で、今回が2度目となる。
シュバインシュタイガーは「開催国と対戦することは名誉であり、挑戦になるが、できればブラジルとは決勝で当たりたかった」とコメントした。
「どれだけ経験を積んできた選手であっても関係ない。開催国ブラジルと、熱狂的なサッカー好きの集まる彼らの国で対戦するのは、とにかく特別なことなんだ」
ドイツのミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)は、すでに元ブラジル代表のロナウド(Ronaldo)氏が持つW杯史上最多の通算15得点に並んでおり、ブラジル戦でネットを揺らせば、歴代単独トップに立つことができる。
フランスに1-0で勝利した準々決勝では、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)がサイドに回り、36歳のクローゼが最前線で先発起用されている。
チアゴ・シウバの出場停止を受けて、ブラジルのCBにはボンフィム・ダンテ(Dante Bonfim Costa Santos)が入るとみられているが、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でダンテと同僚のシュバインシュタイガーは、そのことは両チームに利点があると語っている。
「先発で出てくることを願っているよ。どんな選手かはよく知っているし、長所も短所も分かっているけれど、向こうもこっちのプレースタイルを分かっている」
ドイツは24年ぶり4度目のW杯制覇を切望しているが、同時にレーブ監督が率いるチームは、準決勝で敗れて3大会連続の3位決定戦に回ることだけは、何としても避けたいと考えている。
ドイツの主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)は、「本当にいらない。あれはもう勘弁してもらいたいね」と冗談めかした。ラームは過去に準決勝の敗戦チームとして、2006年と2010年のW杯で3位決定戦を戦っている。(c)AFP/Ryland JAMES