【7月1日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)は30日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で、アルジェリアのファンがロシア代表のGKにレーザー光線を照射したとして、アルジェリアサッカー連盟(Algerian Football Federation)に対し5万スイスフラン(約570万円)の罰金を科した。

 FIFAはまた、アルジェリアが1-1でロシアと引き分け、初めて決勝トーナメント進出を果たしたグループHの6月26日の試合で、レーザー光線、発煙筒などが使われたことについて厳しく非難した。

 FIFAの広報は、アルジェリア代表には「観戦に訪れた同国サポーターによる不適切な行為について責任がある」と述べた。

 ロシア代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は当日の試合後、アルジェリアのイスラム・スリマニ(Islam Slimani)が同点弾を決める直前に、ロシアのGKイゴール・アキンフェエフ(Igor Akinfeev)が緑色のレーザー光線を当てられ「目がくらんだ」と主張した。

 アルジェリアサッカー連盟は声明で、W杯でのファンによる迷惑行為には「遺憾である」と述べている。(c)AFP