【6月26日 AFP】アイルランドの首都ダブリン(Dublin)にある市内最大規模の刑務所で24日、麻薬を積載したとみられる無人機が墜落し、警察当局が捜査を開始した。

 無人機は24日午前10時(日本時間同日午後6時)ごろ、ダブリン西部にあるウィートフィールド刑務所(Wheatfield Prison)で、受刑者逃走を防ぐための鉄条網に引っかかり墜落。無人機には薬物が入っていたとみられる包みがロープで縛り付けてあったという。

 墜落した無人機には受刑者20人ほどが駆け寄り、薬物の一部を奪い去ったとみられている。

 警察当局は25日、「刑務所で起きたことの報告は受けている。現在、押収した無人機を調べている」とAFPに述べた。主に無人機の遠隔操作で使われたメモリーカードについて捜査が進められるとみられる。

 刑務所当局も独自の調査を進めているとしながら、一部受刑者に懲罰を与えるとした。

 無人機は、操縦者が遠隔操作中も機体周囲の様子を確認できるようカメラが搭載されていた。(c)AFP