【5月13日 AFP】仏ハイテク機器メーカー、パロット(Parrot)はこのたび、スマートフォンやタブレット端末と接続して使う無人機(ドローン)、「ビーバップ・ドローン(Bebop Drone)」を公開した。高性能カメラを搭載しており、10~12月の販売が予定されている。

 パリ(Paris)に本社を置くパロットは、自動車や携帯機器用のワイヤレスアクセサリーの製造メーカー。ドローンの価格については明らかにされなかった。

 同社創業者のアンリ・セイドゥ(Henri Seydoux)氏は、米サンフランシスコ(San Francisco)での発表会で「(ドローンを通じて)鳥や虫になった気分を味わえる」とコメントしている。

 ビーバップ・ドローンは、アップル(Apple)のiPhoneや基本ソフト(OS)アンドロイド(Android)搭載のスマートフォンおよびタブレットを使用して操縦する。180度魚眼レンズを搭載した高解像度カメラの映像が端末に送信されるという。

 同製品は、VR(仮想現実)機器「Oculus Rift」との同期も可能となっており、利用者は頭を動かすことで、実際に飛んでいるような感覚を味わうことができる。

 WiFiを利用するビーバップ・ドローンの接続レンジは約300メートルとなっている。(c)AFP