【6月20日 MODE PRESS】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前米国務長官は17日、米国立アメリカ歴史博物館(National Museum of American History)で、米国ファッション界においてデザイナーのラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が与えた影響とその功績を称え、ジェームズ・スミスソン・バイセンテニアル・メダル(James Smithson Bicentennial Medal)を授与した。

 この日コバルトブルーのシルクジャケットなど、ラルフが特別にあつらえた服を着用したヒラリーは、「ローレン家が米ニューヨークのブロンクス(Bronx)地区に辿り着いたとき、彼らがアメリカンドリームを体現する存在になるとは想像もしていなかったでしょう。特に末っ子のラルフは、今ではアメリカ人の憧れであり、アメリカンスタイルの代表的存在です」と称えた。

 ラルフは1998年、国歌をはじめとする国の歴史的な芸術品をインスパイアしてきた星条旗の原物を保護するため、スミソニアン(Smithsonian)博物館に1300万ドルを寄付した。ヒラリーはこの寄付についても、「ラルフはわたしたちの要求に応えてくれました。そうする必要はなかったのに、です。彼の中には、アメリカ人は恩を大切にする人たちだという理解が深く根付いていたのでしょう」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS