【6月19日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)投手が18日、チームが8-0で勝利したコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦で無安打無得点試合を達成した。

 キャリア最多の15奪三振を記録したカーショウは、7回までは完全試合も狙えたが、ヘンリー・ラミレス(Hanley Ramirez)遊撃手が失策を犯した。

 それでもカーショウは、本拠地をロサンゼルス(Los Angeles)に移して以降では球団12度目となる無安打無得点以上を達成している。

 ドジャースでは今季、ジョシュ・ベケット(Josh Beckett)が5月25日のフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)戦で自身初となる無安打無得点を達成しており、チーム2人目の快挙達成となった。

 2011年と13年にナ・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を受賞しているカーショウは、107球を投げて無四球に抑え、4連勝で今季の成績を7勝2敗としている。

 ドジャースでは、1965年のサンディー・コーファックス(Sandy Koufax)氏を最後に、完全試合を達成した投手は出ていない。

 初回から打者18人を完璧に抑えていたカーショウは7回、先頭のコリー・ディカーソン(Corey Dickerson)に高いバウンドのゴロを打たれると、遊撃手ラミレスの一塁への送球が乱れた。

 その後、無安打無得点も危うくなる場面を迎えたカーショウだったが、三塁線に飛んだ鋭い打球をミゲル・ロハス(Miguel Rojas)三塁手がうまく捕球し、一塁への長い送球も見事に決めた。(c)AFP