■2月29日生まれ同士が相対する可能性も

 W杯出場選手のうちの何組かはブラジルで誕生日を迎えることになる。ただ、シャンパンやケーキでお祝いすることはできないかもしれない。

 ボスニア・ヘルツェゴビナのアスミール・ベゴヴィッチ(Asmir Begovic)選手とセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)選手は、必勝のナイジェリア戦を翌日に控えた20日に誕生日を迎える。そのため、もしお祝いしたいのなら、こっそりと誕生日会を開くしかないだろう。

 韓国代表のカク・テヒ(Kwak Tae-hwi)選手とソン・フンミン(Son Heung-min)選手は7月8日が誕生日。準決勝に進出した2002年W杯のような快進撃が再び起きた場合、この2人がお酒を飲みながら誕生日を祝うことは難しいだろう。

 もしドイツとアルジェリアがベスト16に進出して30日に対戦することになれば、同じ誕生日のドイツのベネディクト・ヘベネス(Benedikt Howedes)選手とアルジェリアのサフィル・タイデル(Saphir Taider)選手は試合で相対することになる。この2人の誕生日は4年に1度しかない2月29日だ。

 この理論に対して、データの収集範囲が狭すぎると主張する懐疑派もいるが、2010年のW杯まで範囲を広めた場合でも同様の結果が示されている。事実、代表64チームのうち31チームに同じ誕生日を持つ選手たちが存在し、50%近い確率を維持した。

 フランクル氏は「数学では時に、妻や子どもたち、さらには近所の人たちに説明しようとしても理解されないことがある。しかし、私は『誕生日のパラドクス』を20回ほど講義してきたが、失敗したのは1度だけだ」と話した。(c)AFP/Alastair HIMMER