【12月18日 AFP】2009年5月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2008-09)準決勝第2戦でのFCバルセロナ(FC Barcelona)の勝利は、同クラブの地元でベビーブームを巻き起こしたといわれている。

 そしてこの度、その効果は通説よりもかなり薄かったものの、本当にベビーブームは起こっていたことが研究の末、明らかになった。

 この試合でバルセロナは、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が後半ロスタイムに劇的な勝ち越しのゴールを挙げてチェルシー(Chelsea)を退け、決勝に駒を進めた。

 そしてその3週間後に行われた頂上対決で前シーズン王者のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を下し、バルセロナはチャンピオンズリーグのトロフィーを手に入れた。

 一部メディアの報道によると、この準決勝第2戦の9か月後、カタルーニャ(Catalonia)地方の出生率は45%も上昇したという。

 この度、その「イニエスタ世代」の存在が真実なのかそれとも誇張なのかを明らかにするため、バルセロナ市を拠点とする保険統計学のチームが調査を実施し、その結果をまとめた論文が「イギリス医師会雑誌(British Medical JournalBMJ)」に掲載された。