■水際での取り締まり

 近年のこうした現状を踏まえ、世界やアフリカ諸国は象牙の密輸を防ぐために立ち上がり始めた。

 昨年は世界で過去最高の4万キロの象牙が押収された。さらに、アフリカでの押収量がアジアのそれを初めて上回った。「(これは)アフリカ大陸を離れる前に取り締まりが成功している証し」と、スキャンロン氏はAFPに語った。

 アフリカでの押収は、ケニアとタンザニアとウガンダのものがその約80%を占めた。3月にワシントン条約事務局から象牙の密輸防止のための国家的対策を講じるよう要請された8か国中の3か国だった。

 しかし、トーゴで1月に2.1トン、昨年10月にはケニアで2.8トンなど、その押収量の多さは新たな懸念材料ともなっている。これらの大規模な摘発は組織的な犯罪の関与を意味するからだ。(c)AFP/Nina LARSON