【6月17日 AFP】サッカーカメルーン代表のサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)は16日、クロアチアとのW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループA第2戦が行われる18日までに右膝のけがを治すためには「奇跡」が必要だと語った。

 0-1で敗れた13日のメキシコ戦で無得点に終わったエトーは、15日にビトリア(Vitoria)で行われたチーム練習に姿をみせていなかった。

 エトーはカメルーン国営テレビ(CRTV)に対し、「神が奇跡を与えてくれれば、私は愛する美しい母国を守ることができる」とコメントした。

「そうでない場合は、主将として自分の役割を果たしたい。特に勝利のために若いチームメートを兄貴分として後押ししたい」

「3か月半の間、けがを治すための時間がなかった。W杯に向けた準備期間でも、ドイツとの親善試合までは十分な練習時間がなかった」

 自身のコンディションについてエトーは、「メキシコとのW杯初戦の間も疲れが抜けず、メディカルスタッフと相談した後、私には休息が必要だと分かった。試合開始9分でもう痛みがあった」と語っている。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するエトーは、シーズン後半から右太もものけがに悩まされていた。

 カメルーン代表のフォルカー・フィンケ(Volker Finke)監督は、「彼(エトー)は土曜日も日曜日も練習しなかった」と語っている。

 カメルーンは、18日のクロアチア戦の後、開幕戦でクロアチアに3-1で勝利したブラジルと23日に対戦する。(c)AFP