【6月15日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は14日、レシフェ(Recife)でグループCの試合が行われ、日本は1-2でコートジボワールに敗れた。

 ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)でギリシャを3-0で完封したコロンビアと、日本に勝利したコートジボワールがグループCの上位を占め、両チームは19日にブラジリア(Brasilia)で対戦する。一方の日本は、同日ナタル(Natal)でギリシャと戦うことになる。

 コートジボワールは、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)を先発から外し、スウォンジー・シティ(Swansea City)でプレーするボニー・ウィルフリード(Bony Wilfried)をワントップで起用したが、フィジカル面でアジア王者の日本を上回った。

 しかし、身体的な弱さを補って余りある高い技術力で、本田圭佑(Keisuke Honda)がレベルの違いを見せつけると、日本は先制に成功する。

 左サイドのスローインから攻撃を再開した日本は、ACミラン(AC Milan)でプレーする本田がペナルティーエリアの隅でボールを受け取り、ワントラップを挟んで左足を力強く振り抜くと、コートジボワールのGKブバカル・バリー(Boubacar Barry)にはなすすべもなく、ボールはネットを揺らした。

 本田は、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のカメルーン戦でも先制ゴールを決めており、1-0で勝利した日本は、そのままベスト16入りを果たしている。

 この試合では、本田のゴールが日本の攻撃のリズムを作り、内田篤人(Atsuto Uchida)が相手守備陣を突破しペナルティーエリア内に切り込むと、セレイ・ディエ(Geoffroy Serey Die)の脇を抜けるシュートを放ったが、これはキーパーの正面を突いた。